はじめに
こんにちは。ネットワークエンジニアの「だいまる」です。
今回は、昨今注目されている「太陽光発電・太陽光パネル」について、触れていきたいと思います。
実は最近、家を購入したのですが、その家に「エネカリ」というサービスで太陽光パネルを設置したので、実体験を踏まえた感想をまとめていきたいと思います。
様々な視点から見る太陽光発電とは?
太陽光パネルの設置状況
昨今、再生可能エネルギーとして注目を浴びている太陽光発電ですが、どの程度利用されているのか?
あるデータによると2022年度の全体の発電量に占める太陽光発電の割合は「10.6%」と無視できない量になってきていることがわかります。
これは米国、中国に続く世界第3位の発電量になるようです。
GDPランキングと同じですね!
また、様々課題はありますが、2025年度から東京都では新築戸建住宅への太陽光パネル設置が義務となります。
こういった状況を考えると、太陽光発電が占める割合が日本では更に大きくなるでしょう。
一概に悪いとは言えない?太陽光エネルギーの凄さ
太陽光発電は、太陽光パネルに利用される材料や天候による影響が大きい点から課題が多いのは事実です。
しかし、この記事を作成するにあたり少し勉強してみたのですが、太陽のエネルギーってやっぱり凄まじいと思いました。
その理由は「太陽光が持つエネルギーの量」です。
どれぐらいすごいのか?
変換効率を100%の場合で考えた際、太陽光が持つエネルギーは「1秒あたり42兆キロカロリー」と1秒あたりに世界が利用するエネルギーの2万倍以上にもなります。
この値は、世界が利用する1日のエネルギー量を1時間で賄える程の凄まじい量になります。
太陽光発電の仕組み
太陽光発電の凄さに触れてきたところで、「そもそも太陽光発電ってどう電気を作るのか?」
それは物質の光電効果を使った発電になるのです。
光電効果とは「物質に光が当たると電子が放出されたり、電流が流れる現象」を指します。
太陽光パネルに光が当たると「n型半導体に負の電子」が集まり、「p型半導体に正の電子」が集まり、導線を経由し電子が移動するため、電気が発生するのです。
この仕組みだけを聞けば、確かに再生可能エネルギーとしていいじゃん!って思うと思います。
ただ、課題が多いのも事実のため、その課題の一例をまとめていきたいと思います。
太陽光パネルの課題
発電効率の悪さ
太陽光発電の効率は「20%程度」と言われています。
この値を風力発電の「30%」、水力発電の「80%」と比較すると効率が悪いことがわかります。
現状の効率は低いですが、技術が進歩し効率が改善されてくれば、発電方法として良い物になる可能性もあります。
天候や気温に左右されやすい
太陽光発電の1番の欠点でもあるのは「天候や気温に左右される」点です。
晴天の日と曇りの日では、発電量がかなり変わってきます。
実際、私が使っている太陽光パネルの場合、曇りの日は「2kwh」、晴天の日は「20kwh」と10倍ぐらい差が出ることもあります。
また、太陽光発電は高温になるほど発電効率が悪化するため、実は夏よりも春や秋の方が発電量が多くなる場合もあるようです。
リサイクル率の低さ
最近、太陽光パネルで問題になっている点の1つだと思います。
有害な鉛等を含む太陽光パネルのリサイクル率(処分含む)は23%程度とかなり低い値になっています。
77%はリユースとなっています
これは物質ごとに分解する技術が追いついていない点もありますが、ビジネスとして、利益が出ない面も大きいでしょう。
「太陽光パネルには有害物質を含むから良くない!」と決めつけるのは、あまり良くはないと思います。
なぜなら、鉛等の有害物質は日常生活で利用している物にも含まれているからです。
また、将来的にリサイクル方法が確立されることで、より一層有意性が生まれてくる可能性もあるでしょう。
火災や感電の危険性
太陽光パネルの問題で挙げられるのが「火災や感電の危険性」です。
確かにリスクがあるのは事実ですが、それはガス・水道・電気など日常使っている物も同じだと思います。
2022年度のデータでは、太陽光パネルにおける火災は「304件」と正直かなり少ない数字だと思います。
また、原因は劣化や保守をしていないことが65.8%、自然災害やケーブルの発火が大半を占めるようです。
そのため、正しく運用している太陽光パネルの火災はほとんどないと言えるでしょう。
一方、感電の危険性があるのも事実です。
太陽光パネルは光が当たれば発電します。
そのため、火災等では消火しづらいのも事実ですが、今後正しい知識や新しい技術が普及することで解消する可能性も高いと思います。
実際使ってみた感想
エネカリサービスとは?
私が利用している太陽光サービスは東京電力が提供する「エネカリ」になります。
エネカリサービスとは「初期費用が0円、月額費用を10年間支払うことで自分の物となるサービス」です。
10年間は、自然故障に限り修復の無料サポートが受けられます。
私が利用している太陽光は、出力が5.18kwhのパネルで「約6,500円」の月額費用を払っています。
売電開始には注意が必要?
売電開始には注意が必要です。
建売住宅等で契約した場合、売電開始までに時間を要する可能性があります。
なぜなら、売電開始までには「TEPCOへの申込」、「JACCSの審査」、「国への売電申請」、「TEPCOによる承認」が必要となるためです。
一番時間がかかるのが「国への売電申請」であり、私は2ヶ月ぐらいかかりました。
上記より、入居後、すぐに売電開始というわけにはいかない場合があるので注意しましょう。
実際の節約度合いは?
実際の節約度合いはどんなものなのか?
正直、売電が開始されたのがここ最近のため、データがほとんどありません。
そのため、この部分はもう少しデータが溜まってきたら更新したいと思います。
最後に
今回は、「太陽光発電」と「エネカリサービス」について、まとめました。
次回も生活する上で情報発信が大事だと思ったことについて、記事にしていきたいと思います。