はじめに
こんにちは。ネットワークエンジニアの「だいまる」です。
今回は、防犯カメラの導入を検討中の方、必見のSwitchbotソーラパネル付き屋外用カメラの性能やコスパ、良かった点や悪かった点をまとめていきたいと思います。
Switichbotの屋外用カメラとは?
そもそもSwitchbotの屋外カメラって何?
Switchbotの屋外カメラは「防犯カメラ用途で使う配線不要の充電型屋外用カメラ」になります。
このカメラは、ソーラパネル付きのため基本的には24時間365日充電不要で動作できます。
ソーラパネルの性能については、使ってみた感想で触れていきたいと思います。
また、AIによる検知機能をもちろん、検知後は専用アプリから携帯に通知が来る機能もあります。
防水性能もIP65のため、普通に使う分には問題ないレベルのカメラとなります。
IP65とは?
IP65とは「防塵性能と防水性能」を示す値の指標です。(左側が防塵、右側が防水)
防水性能は「レベル0の無保護からレベル8の完全に防水状態とした9段階定義」されています。
レベル5は「あらゆる方向からのノズルによる噴流水機器が影響を受けない」レベルです。
基本的に水没はNGですが、雨風程度であれば防げるレベルのようです。
屋外用カメラについてる機能は何がある?
Switchbotの屋外カメラには主に6種類の詳細機能があります。
それぞれの機能についてまとめていきたいと思います。
プライバシーモード
プライバシーモードとは、カメラによる監視や動体検出をしないモードとなります。
このモードは、カメラによる監視をして欲しくない時間帯やケースがあると思いますが、そういった場合に利用します。
ただ、このモードは屋外カメラよりも屋内を監視する際に利用することが多い気がします。
防犯カメラには不要な機能な気もするんだよな・・・
動体検出
動体検出は「防犯カメラで重要な機能」です。
動体検出は、カメラがとらえている範囲内に人や動物など動体が通過した際に通知やアラート(警報音)を出すための検知機能となります。
この動体検出には7つの詳細機能があります。
検出時間帯
まず1つ目の機能は検出時間帯の指定です。
この機能は動作検出を実施する時間帯を指定することができます。
この機能を使えば、検出アラートなどの機能を制限することができます。
24時間 動作させないと防犯の意味がない気がするけど・・・
検出エリア
2つ目の機能は検出エリアの指定ができる機能です。
この機能は、防犯カメラが映す映像から動体検出を行う範囲を指定することができます。
前の機能は正直微妙でしたが、結構便利な機能だと思います。
なぜなら、防犯カメラを設置する場所によってはお隣さんの家や写してはいけないエリアが映ることもあると思います。
私が設置した場所もお隣さんの玄関が見えてしまうので角度調整とこの機能を使っています。
その際に動体検出のエリア外にしておけばトラブルになる可能性を減らすことができます。
検出感度
3つ目の機能は、検出性能の調整ができる「検出感度」です。
検出感度は名前の通り、動体検出の感度を設定する機能です。
感度が高い程、遠くの物体を検知する可能性が上がります。
ただ、充電の減りが早くなる場合もあるみたいですが、利用している中で減少スピードが早くなったとは感じていないです。
検出タイプ
検出タイプは、「人の検知」、「動物の検知」、「全物体の検知」の3種類があります。
人の検知のみで十分な気がしますが、私はあらゆるものを検知して通知が来た方が防犯効果が高まると考えているため、全物体の検知にしています。
検出モード
検出モードも同様に「省電力」、「常時監視」、「カスタマイズ」の3種類が存在します。
「省電力」は、電池の持続時間が長くなりますが、録画時間が10秒、検知間隔が60秒ごとになるため、いざという時に検知しない可能性があります。
「常時監視」は、イベント録画時間が最大60秒となり、検知間隔も5秒になるため、未検知の確率がグッと下がります。
ただ、電池の消費量が増加する可能性が高まるのがネックです。
最後の「カスタマイズ」は、録画時間(10s〜60s)と検知間隔(5s〜60s)を自由に設定できます。
私はカスタマイズで録画を30s、検知間隔を5sにしています。
検出アラート
最後の検出アラートは、動体検出が発生した場合にカメラから警告音を鳴らすことができます。
この機能も警告音の種類や音量、鳴らす長さなどを指定することができます。
この機能は、誤作動で鳴ると近所迷惑になる可能性があるのでまだ使えてない・・・
録画動画の保存はクラウド or ローカルで可能
動体検出が行われ録画された動画は、クラウドかローカルに保存が可能です。
クラウドの場合、Google DriveやAWS等と一緒で月額料金を支払います。(月額450円ぐらい)
ローカルの場合は、microSDカードを購入し差し込むことで利用可能となります。
パワーモード
パワーモードとは「カメラの起動状態をどうするか決めるモード」です。
「電池モード」と「USB充電モード」の2種類があります。
「電池モード」は、基本的にスタンバイにモードとなっており、検出間隔で指定した時間が過ぎるとカメラを起動させ、検知します。
そのため、電池の持ちは非常に良いです。
一方、「USB充電モード」はスタンバイがなく常時起動中のため、検出間隔に関係なく動体検知が可能です。
しかし、電池の消費は非常に早いです。(電池残量が30%を下回ると自動で電池モードになります)
電池残量が100%近い状態で夜にUSB充電モードにしてみたのですが、次の日の朝には30%以下になっていました。
もし、「USB充電モード」での利用を検討する方は、外のコンセントから直接電力を引っ張るしかないと思います。
ナイトビジョンモード
ナイトビジョンモードとは、夜間の動体検出時の動画品質を定義する機能となります。
ナイトビジョンをONにすると赤外線機能とLEDライト機能により、夜間でも鮮明な動画を録画することが可能となります。
また、このモードにはカラーと黒白の動画があります。
取り外しアラート
取り外しアラートは、振動や取り外しがあった場合、取り外されたと判断し警報音を鳴らします。
この機能を利用しないと泥棒などに取り外され、証拠が残らない可能性があるのでぜひ利用しましょう。
取付方法とネットワーク接続のコツ
取付方法は人それぞれ!主な3パターンを紹介!
備え付けテープや3MやYAMORIの両面テープで貼り付け
Switchbotの屋外用カメラには、備え付けの強力両面テープがついています。
そのテープを使って、自宅の外壁等に貼り付けるのもありでしょう。
ただ、粘着力が落ちてきた時に落下し、壊れる可能性を考えるとあまりおすすめはできない気がします。
また、市販の強力両面テープでの固定もありだと思います。
私は玄関先に設置するカメラや太陽光パネルの一部取り付けは以下の粗面用の3M 強力両面テープを利用しました。
備え付けのビスで壁に打ち付け
2パターン目の設置は、備え付けのビスやネジ、取り付け工具を使った設置です。
自宅の外壁に設置する場合、壁に穴を開けることになるので、コーキングが必須となります。
そうしないと家が傷みやすくなります。
この方法を選ぶ場合は、十分に調べてから実施しましょう。
壁には穴開けたくない!でも両面テープは使えない!そんな時はこれ!
強力両面テープも使えない。壁に穴も開けたくない。という方におすすめなのがこの設置方法です。
この設置方法は、「自宅に設置されている雨水等を流す排水口パイプに結束バンドで取り付ける方法」です。
具体的には、以下の器具に防犯カメラやソーラーパネルを強力両面テープで接着し、結束バンドで排水口パイプや自宅の塀にくっつけます。
実際に設置したイメージはこんな感じです。
これで外壁に穴を開ける必要もないので上手い感じに設置することができます。
数ヶ月使ってみて感じた良かった点・悪かった点
最後に数ヶ月利用してみて感じた良かった点と悪かった点について、率直にまとめていきたいと思います。
取り付けは比較的楽だった!
公式HPやAmazonの広告にも掲載されている通り、取り付けは簡単でした。
また、配線もソーラーパネルとの接続のみで工事が必要になるわけではないので、費用もかからないことから防犯カメラとしての導入は簡単だと思います。
導入が容易のため、空き巣犯にも取り外される可能性があるので、対策が必要かと思います。
ソーラーパネルの充電能力は合格点
ソーラパネルの充電能力は「正しい設置を行えば、十分に機能」します。
正しい設置とは「太陽光と垂直になるように設置すること」です。
写真にも掲載している通り、空に向けた設置の方が充電能力を最大限に引き出せることがわかっています。
気になる充電能力は「晴れた日であれば、1日の充電で30%から100%になっている」ぐらいの性能です。
逆に正しい設置をしない場合、「晴れた日でも1日の充電20%〜40%ぐらいしか増えない」こともあるので、設置方法は注意しましょう。
最初は全然充電できなかった・・・
録画や通話機能があるのは良い!
ローカルストレージもしくはクラウドストレージを利用した場合、動体検出時だけでなくアプリを通して状況確認時も録画ができます。
また、通話ボタンを押すとカメラにはスピーカーがついてるため、通話することができます。
そのため、手が離せない状況やもしもの時(空き巣犯が写っている時)には会話や警告することができます。
この機能はとても便利だと思います。
検知漏れが度々発生している・・・
今までは良い点をまとめてきましたが、次は悪い点になります。
自宅のWifi構成が悪いのもあるのですが、それなりの頻度で検知漏れが発生しています。
推測にはなりますが、理由が3つあると考えています。
Point1:トリガー間隔の問題
検知漏れの原因の1つが「動体検出の指定している間隔時間」だとおもいます。
この理由は、ある程度長い時間、カメラの映像範囲内にいると検知率が100%近くなるためです。
そのため、本来は「USB充電モード」に設定し、スタンバイ時間をなくすことで検知できるのかもしれません。
しかし、自宅外のコンセントから電源を引っ張るのは火災や盗電リスクが高く、あまりやりたくないので、仕方なく「電池モード」に設定し監視しています。
Switchbotのエンジニアには最低間隔を5sから3sぐらいに変更して欲しいと思ってます。
Point2:夜間の検知が弱い
2点目は、「夜間の検知が弱い」ためです。
映像なので仕方ない部分はあるのですが、暗闇の場合と少し光がある場合だと検知率が異なります。
そのため、門灯や玄関灯を点灯させ対処しています。
Point3:Wifiの電波が干渉もしくは不安定(カメラの問題ではない)
3点目は「自宅のWifi電波の干渉や不安定さ」が挙げられます。
防犯カメラはどうしても自宅の外(特に玄関等)に設置します。
そのため、宅内に設置する無線Wifiルータから遠い場所での設置が多く、電波が微弱となり不安定になっていることが考えられます。
また、中継機を設置している場合、電波の干渉が発生し、うまくローミングできずに接続が不安定になっていることも考えています。
そのため、この今後は少しずつ無線の品質を安定・向上させることが必要になるので、その対応について、別途記事を作成したいと思っています。
ただ、上記3点を許容もしくは改善できれば、特に不満なく使えているので、もし購入を希望されるのであれば、以下リンクから購入お願いします。
最後に
今回は生活に関するガジェット系の紹介でしたが、いかがでしたか?
みなさんの生活の質向上や勉強になっているのであれば、幸いです。