【セグメントルーティング入門】そもそもセグメントルーティング(SR)とは?

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はじめに

こんにちは。ネットワークエンジニアの「だいまる」です。

今回は、流行りのセグメントルーティングについて説明したいと思います。

下の本は、CiscoのSRv6第一人者クレランスさんが執筆したセグメントルーティングに関する参考書となります。

少し高額ですが、第一人者が書いた本ともありとても面白いものとなっております。もし興味がある方がいらっしゃればリンクから購入してみてください。

セグメントルーティングとは

さて、昨今、5G競争が始まりトラフィック量が急増する中、「セグメントルーティング」という言葉を耳にすることが増えたと思います。

そもそも「セグメント」とは「区切り」や「部分」といった「1つの固まり」の意味を持つ言葉となっています。

そこから、セグメントルーティングをある程度想像することができます。

では、実際にどのような技術か?

簡潔に言えば、以下のような機能を持ったルーティングを指します。

セグメントルーティングが利用される背景

この技術は、ネットワークスライシングやService Function Chainingなどのネットワークの最先端技術を利用するために導入されることが多いと思います。

従来のルーティングプロトコルであるOSPFやIS-ISでは、メトリック(コスト)による制御しかできません。

そのため、指定のルータを通過するような機能を取り入れることができないのです。

これらの背景よりセグメントルーティングを導入し、5G拡大後に普及する様々なサービスを狙って、各通信キャリアやインターネット系の企業、LINEヤフーといったウェブ系の企業も導入しているのです。

代表的なネットワーク

簡単に説明しましたが、このセグメントルーティングは、通信キャリアなど多くの企業が利用しています。

具体的には、Softbankや楽天、LINE、Yahooといった企業が「SRv6」、LINEの一部ネットワークでは「SR-MPLS」という技術が使われています。

最後に

 今後は、「SRv6」や「SR-MPLS」などをCMLで実装し、細かい部分も含めて説明していきます。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今年のMPLS-JAPANで話が出ていたけど、KDDIってまだSR-MPLSは検討中であって、導入してないと思う。。。

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