【若手エンジニア・初心者向け】サーバの部品を一から購入し組立・設置してみた(部品編)

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はじめに

こんにちは。ネットワークエンジニアの「だいまる」です。

今回はネットワークやサーバの勉強やブログの構成を高スペックなサーバに変更するため、自作サーバを購入し自宅に設置してみました。

購入した部品や経緯を説明し、みなさんの参考になればと思います。

初心者からしたら最初のサーバ選びって結構難しいですよね・・・

自宅にサーバを設置しようと思ったきっかけ

今回、自宅にサーバを設置した経緯は「3点」あります。

① IOS-XRを利用したCML環境を構築したかった

1点目、「IOS-XRをCML環境で動かしてみたかった」からです。

私が勤めている会社ではCisco IOS-XRがメインということもあり、CCNAやCCNPの勉強だけでは限界があるため、自分の手で触れる環境が欲しかったのです。

そこでCMLのライセンスを購入したのですが、IOS-XR 1ノードを動かすためには最低でも「メモリ 10GB」必要であることがわかり、高スペックなサーバが必要でした。

最初は弟のサーバを借用し利用していたのですがメモリが64GBのため、最大6ノードまでの利用と借用しているため、思い切って利用することができませんでした。

そのため、更に高スペックサーバを設置しネットワークやサーバの勉強、ブログ運営を行うことで、将来のキャリアップにもつながると考え、購入・設置してみようと思いました。

インプットとアウトプットの両方ができ、様々遊べることからやってみようと思いました!

② 自宅用アプリなどの開発をしたかった

2点目は、自分専用に作成した家計簿があるのですが、それを拡張し、プライベートクラウド的なものを作りたかったためです。

GoogleやAWSのパブリッククラウドを利用する手もあるかと思いますが、子供や家族の写真等のデータが膨らんでくるとコストがかなりかかることがわかりました。

そのため、自分で環境を構築し、実家等にバックアップサーバをおけば可用性もある程度担保されるから安上がりになるのでは?と思い作ってみようと思いました。

③ ラズパイ2台では限界だった

3点目は、ブログと自作アプリを運用しているラズパイ2台ではスペック的に限界があったためです。

1点目と2点目で触れたようにネットワークシミュレータや自作プライベートクラウドを構築するには、あまりにもスペックが低すぎます。

そのため、メインサーバを高スペックにし、バックアップサーバにラズパイを利用すればいいのでは?と思い購入しました。

ちなみにこの記事を再度更新した2024/02/17頃にラズパイ5が発売されたのでそのリンクを貼っておきます

実際に購入した部品と使い心地

ここからは実際に購入した部品とその使い心地について触れていきたいと思います。

サーバ仕様

今回構築したサーバのスペック・仕様は以下の通りとなります。

このスペック・仕様にした理由は、CML等のネットワークシミュレータの運用に十分なスペックやブログ運用に支障がないこと、他システムや勉強のためのテストにも耐えられるようにしたかったためです。

あとは、意外と馬鹿にならない電力や静音性も考慮しました。

CPUはIntel I7の12700Kタイプを購入

今回購入したCPUは、「インテルのcore i7 12700Kを購入」しました。

Core i5でも正直十分だとは思いましたが、長く使っていくことを考えると少しでも性能が良い物をを選んだ方がいいと思い、Core i7を選択しました。

一方、Core i9を選択しなかった理由は、消費電力が大幅にあがることから電気代を抑えることを考慮し選択しませんでした。

最近の電気代高騰が痛いですからね・・・・

64GBメモリ1枚は高すぎる。。。仕方なく32GBメモリを購入

メモリは当初256GB搭載を予定し、64GB4枚を購入しようと思いましたが、あまりにも高すぎるため断念し、32GB×4枚の128GBにしました。

64GB×2と32GB×4で同じ128GBになりますが、価格が64GB×2の方が2倍から3倍跳ね上がるので流石に厳しかったですね・・・

我が家はお小遣い制のため、極力コストを抑えたかったのです!!

購入して失敗したと思ったマザーボード

今回購入したマザーボードは、「ASUS PRIME B660-PLUS D4」となります。

なぜ失敗したのか?

それは、ハイパーバイザとして利用した「VMware社のESXI(更新時はBroadcomに買収済)」が「ASUS PRIME B660-PLUS D4」のNICをサポートしていなかったためです。

マザーボード自体は特に問題なく使えるので用途が違う場合は問題ないと思います。

ESXiを利用する場合は、サポートされているものを購入することをお勧めします。

ただ、未サポートでも対応方法はあります。

以下の記事に対応方法を記載しているので、誤って未サポートのマザボを購入してしまった方は参照してみてください。

だいまるには「ちゃんと調べて購入しなさい!!」と言いたいですね

間違いない・・・・
すみません・・・・

安定度抜群のサムスンのSSD

当初2TBを検討していましたが、費用面から1TBのSSDに変更しました。

正直、2TBSSDでもよかったなと非常に後悔しております。

また、よくわからないメーカーのSSDを購入し品質が不安定になる恐れや短期間での故障を嫌がり、サムスンのSSDにしました。

このSSDは購入して1年半ぐらい経ちますが故障なく安定的に使えています。(2024/02/18現在)

FAN/水冷で迷い購入したのは「水冷クーラ」

CPUを冷却するためのクーラは空冷式ではなく水冷式を選択しました。

水冷式を選択した理由は、「静音性と効率性を重視」したためです。

空冷形式だとファンの音が大きくなり、家族や隣人から苦情がくる可能性があります

隣人からの苦情はないと思うけど、家族は可能性高いよね・・・

また、空冷式は自宅の室温に影響されやすい点から長期休暇の帰省や旅行時にいないことを考慮すると水冷式の方がいいのでは?と思い選択しました。

ただ、後々、Switchbotのスマートリモコンや電源OFF/ONのリモコンを購入し、リモートからでもエアコンや扇風機を操作できるようにしたのでその点は解消されました。

これが日常生活でも大活躍中!!

電源はサーバの命!!安定性とコスパを重視した電源機器を購入

購入した電源は、安定性抜群の評価で有名な玄人志向さんの650W形式にしました。

750Wではなく650Wにした理由は、電力設計上、GPUを乗せることは想定していないため、最大電力が650Wを超えることはないだろうと結論に至りました。

広告は750W版を記載しています。

意外と重要!!CPU・マザボ等を設置するボックスは静音性を重視

各部品を格納するボックスは、「静音性を最重要視」したため、「静音性に優れていると言われるP10 FLUX」を選択しました。

静音性に優れていると言われる理由は、静音シートがボックスの内側にも付いており、外に漏れる音を最小限にするためです。

静音性に優れているため、密封性が高くなり冷却効率が悪くなるとよく言われるみたいですが、水冷式クーラを選択することでカバーできるかと思います。

設置して1年半が経過したが、音、場所、電力はどうなん?

同じ仕様をTUKUMOさんで購入した場合、見積では200,000円程度かかる見込みでした。

しかし、Amazonや楽天等のポイント還元などを利用することで170,000円まで抑えることに成功しています。

TUKUMOさんには申し訳ないですが、安い方を選びますよね!

設置後の音は、ほとんど気にならず、睡眠や日常生活にも影響はなく問題なく使えると思います。

ボックスの大きさは、デスクトップPCのボックスタイプぐらいなのでデスクの下とかにおけば問題ないと思います。

電力は利用方法で変わってくると思いますが、Swichbotで測定していると50~60kwhなので月に1000円〜1200円ぐらいかかる計算です。

電気代はそこそこかかりますが太陽光発電の家であれば、実質無料で利用できますし、勉強代として考えれば安いと思います。

また、アフェリエイトやアドセンスで収入が増えれば、逆にプラスになってくるのでは?とも思っています。

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