はじめに
こんにちは。ネットワークエンジニアの「だいまる」です。
今回はタイトルの通り、自宅にサーバ(組立式のPC)を構築したので、購入した部品や評価、失敗した点についてまとめていきたいと思います。

初めて組み立てる方は、部品選びって苦労しますよね・・・
サーバを自宅に設置した理由
自宅にサーバを組み立てた理由は3点ありますが、長々話しても仕方ないので、リストで簡潔にまとめます。
- ネットワークの知識を深めたい
- ネットワーク以外のサーバやアプリケーション等の知識・運用経験が欲しかった
- 高性能なサーバで自前Webアプリや色々試したかった
ブログを始める際に利用していたのRaspberry Pi3BやRaspberry Pi4だったので、性能不足という点も購入した経緯になります。
今回購入した部品と感想
今回購入した部品は以下の表のとおりです。
カテゴリ | 購入品 | 評価 | 価格(購入時) |
CPU | Intel Core i7 12700 12世代 | 性能に不満はなく 不自由なく利用中 | ¥54,376 |
メモリ | CRUCIAL DDR4 32GB 2枚 | 不満なし 本当は64GB *4枚が よかった | ¥28,200 |
マザーボード | ASUS PRIME B660-PLUS D4 | ESXI未サポート 2025/08時点でESXIは使う人少ないので関係ないと思う | ¥18,200 |
SSD | SAMSUNG 970 EVO Plus(1TB) | 2022/11から利用しているが故障なし | ¥15,980 |
SSD | SAMSUNG 970 EVO Plus [2TB /M.2] | 追加購入分 2023/06から利用しているが、故障なし | ¥15,540 |
クーラー(水冷) | NZXT RL-KRX73-01 Kraken X73 | 満足 熱暴走等不具合なし | ¥23,304 |
電源 | 玄人志向 KRPWGA750W90 | 満足(故障なし) 今の所、750W以上になったことはない | ¥12,100 |
サーバBOX | P10 FLUX | 満足 音が気になったことはない | ¥13,380 |
合計 | ¥181,080 |
Intel core i7 12700Kの評価は?
今回購入した「Intel core i7 12700K」を2年程利用していますが、特に不満なく利用できています。
むしろ、i5を購入したら性能不足、i9の場合は消費電力が少し大きいため、後悔していたかもしれません。
CPU種別 | 費用 | 消費電力 | 性能 |
I7 12700K | ¥48,490 | 125W | 定格3.6GHz(コア:12) |
I5 12600K | ¥33,638 | 125W | 定格3.6GHz(コア:10) |
I9 12900KS | ¥62,980 | 150W | 定格3.4GHz(コア:16) |

メモリ 32GB 4枚の組み合わせは特に問題なし
サーバ購入当初は「64GBメモリを4枚購入した256GB構成」にすることを考えていました。
しかし、64GBメモリは1枚あたりの価格が「¥50,000」だったので、4枚購入すると「20万円」にもなってしまいます。
さすがに無理だと思ったので、「256GB構成」を諦め、「32GBメモリ4枚を搭載した128GB構成」にしました。

今思うと過剰投資にならずに良かったなと思います
結果は、相性が悪い等の不具合もなく、2年間故障もせずに使い続けることができています。

ASUS PRIME B660-PLUS D4を購入してミスったこと
今回、「ASUS PRIME B660-PLUS D4」を購入したのですが、致命的なミスをしました。
そのミスとは「VMwareのESXIに対応していなかった」ためです。
2024/10現在、VMwareはBroadcomに買収され、ESXIの無料ライセンスも無くなったため、個人でESXIを利用する機会はほとんどないと思うので、考慮不要になると思います。
しかし、ESXI以外のハイパーバイザー等を利用する場合は、サポート状況をしっかり確認してから購入することをお勧めします。
もし誤って購入した場合でも対処法は存在するので問題はないです。(以下の記事の様な)
データ保存に最重要なSSDは「Samsung製SSD」
検討当初は「2TB」分のSSD購入を予定していましたが、予算面から「1TB」に変更しました。
ネットで調べていると「各部品との相性やメーカーによっては短期間で故障することが多々ある」と目にしたので、大手であるSamsung SSDを購入しました。
結果として、2年間 Downさせることなく利用していますが、故障もなく安定的に利用できております。
冷却効果と静音性を重視した結果、選択した「水冷式」と「P10 Flux」
自宅に設置することで気になる点の1つである「音」。
我が家は当初1LDKの賃貸アパートだったので、音がうるさいと日常生活に支障をきたす可能性がありました。
そのため、静音性重視の箱である「P10 FLUX」を選択しました。
「P10 FLUX」自体は音も静かでほとんど気にならないので充分満足して使っています。
一方、「静音性重視 =機密性が高い」ため、サーバの熱を冷却するためには向いていない箱になります。
熱問題は消費電力問題や部品の故障等につながるため、解決すべき課題となります。
機密性が高い箱の場合、「空冷式」だと空気が循環せず冷却効率が低下することから「水冷式」を選択しました。
今回購入した「NZXT RL-KRX73-01 Kraken X73」も安定稼働しており、問題なく使えています。
最後に
今回購入した部品でサーバを組立て、2年間、継続運用していますが、ESXIとの相性問題によるDown以外は安定稼働を続けております。
月々の電気代は実測値で30kwh程度(¥1,000〜¥1,500)になるので、ブログによる収益化ができれば無視できるレベルだと思います。
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