目次
はじめに
こんにちは。ネットワークエンジニアの「だいまる」です。
今回はBGPシリーズとして、1つのルータ上で複数のルーティングインスタンスを構築する「VRF(Virtual Routing and Forwarding)」についてまとめたいと思います。
VRF(Virtual Routing and Forwarding)
VRFとは?
VRF(Virtual Routing and Forwarding)とは、同じルータ上で複数の異なるルーティングドメインを構築することができる機能です。
この機能のポイントは、同じIPアドレスを利用していた場合でも、同じ物理ネットワーク上で運用できる点です。

仕組みについては、次の記事で説明しています。
利用ケースとしては、複数のお客さん向けにネットワークを提供している場合や提供サービスごとにネットワークを分割している場合が考えられます。

内部ネットワークでの利用がほとんどですね!

個人的なイメージとして、通信キャリアや規模が大きいコンテンツ事業者はこの機能を利用しているイメージですが、小規模ネットワークでは利用されていることはないかもしれません。
- 同じルータ上で複数のルーティングドメインを構築可能
- 同じIPアドレスを持っている異なるネットワークを1つの物理ネットワークにまとめれる
定義方法(Cisco IOS)
早速、Cisco IOSを利用した場合での定義方法について、まとめていきます。
VRF定義
Router(config)#ip vrf <VRF名>
Router(config-vrf)#rd <AS番号>:<RD値>

ここで出てくる「RD」は次の記事でまとめる予定です!
次に設定前後での動作を確認してみましょう。
事前確認
Router1#show run | sec vrf
Router1#show vrf brief
この状態では特に何も出てこないことがわかります。
次に先ほど「VRF定義」で説明した通りに設定してみると・・・
設定
Router1#conf t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Router1(config)#ip vrf Daimaru
Router1(config-vrf)#rd 100:100
設定後の状態を再度確認してみると・・・
事後確認
Router1#show run | sec vrf
ip vrf Daimaru
rd 100:100
Router1#show vrf brief
Name Default RD Protocols Interfaces
Daimaru 100:100 ipv4
新規にVRFが作成され、showコマンドにも出力されるようになりました
最後に
今回は、BGPやMPLSで利用されることが多いVRF(Virtual Routing and Forwarding)について、まとめてみました。


