はじめに
こんにちは。ネットワークエンジニアの「だいまる」です。
今回は、最近まで使っていたMariaDB(MySQL)のVersion 10.5.29がとっくにEoL(End of Life)を迎えていることがわかり、セキュリティ的にも良くないので、VersionUPしてみました。

少しずつ色んなことを勉強し、経験を増やしていくしかないですね。
Maria DB 11.4へのVersion UP
今回、「10.5.29」から「11.4」へVersion Upを実施した理由は、以下の2つが理由です。
①:安定バージョンであること
②:EoLが数年先であること(2029/05予定)
参考となる公式ホームページのリンクも共有します。

ここにDBの参考書の広告
Version UP方法(Debian編)
では、実際にVersion UPの方法を説明していきたいと思います。
Step1:事前準備
以下コマンドで必要なパッケージのインストールを実行します。
sudo apt install -y software-properties-common dirmngr ca-certificates apt-transport-https
| パッケージ名 | 役割 |
|---|---|
| software-properties-common | add-apt-repogitoryなどのコマンドを利用できるようにするため |
| dirmngr | 外部から持ってきたソフトウェアが本物かどうかをチェックするGPGキーを取得・管理するため |
| ca-certificates | 通信相手が偽物ではないことを証明するための証明書セット |
| apt-transport-https | HTTP通信で実施されるapt通信をHTTPsに変更する |
HTTPとHTTPsの違いについては、ブログ運用の初期編で触れているのでぜひご参照してください。

Step2:レポジトリの設定
以下コマンドでMariaDBのインストールしたいVersionを指定したレポジトリを設定します。
curl -LsS https://r.mariadb.com/downloads/mariadb_repo_setup | sudo bash -s -- --mariadb-server-version="11.4" --os-type=debian --os-version=bullseye
上記のコマンドの後半部分の「–mariadb-server-version=”11.4″」と「–os-type=debian」、「–os-version=bullseye」は、それぞれの環境によって、変更する部分になります。
実行するとこんなログがでます。
# [info] Skipping OS detection and using OS type 'debian' and version 'bullseye' as given on the command line
# [info] Checking for script prerequisites.
# [info] MariaDB Server version 11.4 is valid
# [info] Repository file successfully written to /etc/apt/sources.list.d/mariadb.list
# [info] Adding trusted package signing keys...
# [info] Running apt-get update...
# [info] Done adding trusted package signing keys
Step3:MariaDBのVersion Upを実施
Step1,Step2を終えたら、Stpe3でVersion Upを実施します。
以下の2つのコマンドを入力すると実行できますが、途中で設定ファイルを変更するかどうかを聞かれた場合は、「N」を入力するといいようです。(整合性が保てなくなるため)
sudo apt update
sudo apt install mariadb-server
mariadb-server (1:11.4.10+maria~deb11) を設定しています ...
新バージョンの設定ファイル /etc/init.d/mariadb をインストールしています ...
新バージョンの設定ファイル /etc/logrotate.d/mariadb をインストールしています ...
新バージョンの設定ファイル /etc/mysql/debian-start をインストールしています ...
設定ファイル '/etc/mysql/mariadb.conf.d/50-server.cnf'
==> これはインストールしてから (あなたかスクリプトによって) 変更されています。
==> パッケージ配布元が更新版を提供しています。
どうしますか? 以下の選択肢があります:
Y か I : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
N か O : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
D : 両バージョンの差異を表示する
Z : 状況を調査するためにシェルを開始する
デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** 50-server.cnf (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? N
mariadb-server-compat (1:11.4.10+maria~deb11) を設定しています ...
このStepを終えた後は、以下のコマンドでMariaDBのVersionを確認します。
mariadb --version
Step4:mariadbのアップグレード
最後にmariadbのアップグレードを以下コマンドで実施することで整合性を保てたまま、終えることができます。

状況によっては不要なこともあります。
sudo mariadb-upgrade -u root -p
最後に
今回は、MariaDB(MySQL)のVersion UPについてまとめてみました。
意外とやり方をまとめた記事がなかったので、みなさんの参考になれば幸いです。
